モンゴルでの疑問と、政治
みなさんこんにちは!けいすけです!
久しぶりにモンゴル記事です。モンゴルは他の途上国とは一味違った国です。
僕が持った疑問と、モンゴルに住むおっちゃんたちに聞いた話を、みなさんとも一緒に考えていきたいです。
建設途中のビルと、駐車場不足
モンゴルの首都は、力士で有名なウランバートルです。
ここに到着して最初に目にするのは、建設途中で止まっているビルです。街のいたるところに点在しています。
建設を途中でやめているのに、他のビルを建設しているというのが普通です。
まずそこに疑問をもちました。さらに不思議なことは、駐車場が全然ない笑
モンゴルは前のアルバイトの話でも出しました、車社会なんです。移動は基本車です。
アルバイトの話はこちら↓
車社会なのに、全く駐車場がなくて、いたるところに勝手に止められています。本当にひどいです。
モンゴル人たちも駐車場を探すのに一苦労って感じで、こまっていると言っていました。
そこで当然思いますよね、建設途中のビルを立体駐車場にして、ビジネスをやれば完全にうまくいくのではと。
みたらわかりますが、絶対にうまくいきます笑、こんなの誰でも思いつく案ですよね。
あとは鉄道作ればいいじゃんとか、モンゴル人からも言われていました。
しかしそれができないんです。その実情を今からお話しします。
腐敗した政治
モンゴルに10年以上住んでいるおっちゃんたちは、いつも言っています。
モンゴルはいつまでたても、発展しない国だと。
理由は簡単です。政治家の汚職です。
僕はもちろんそんなに詳しくはないので、聞いた話を書こうと思います。
モンゴルはまず、4年で与党が野党と大体交代するそうです。
腐敗ポイント①
まず、選挙でメディアの力を存分に使う。
これは聞いたら笑ってしまいますが、テレビを使うんです。
モンゴルで政治家になる人たちは、富裕層です。彼らはテレビ局を自分たちの資産で所持しています。
だから選挙期間になると、自分たちが保有するあらゆるメディアを使って自分たちのアピールをします。メディアの内容は傾きまくりです笑笑
すごいことをしますね本当に。お金があれば何でもできてしまう社会ですね。
腐敗ポイント②
モンゴル人の1か月の一般人の給与は、6万円前後です。
確かにこれだけあれば、1か月は暮らしていけます。
では、政治家の給料はいくらかというと、具体的には聞いていませんが、日本の政治家を超えているそうです。
なんとも驚きですね笑。日本の政治家の給料なんてしりませんが、一般人との差がとんでもないことだけは、伝わります。
腐敗ポイント③
与党がやっていることは、代が変わればすべて停止。
なぜか、モンゴルの政治家は相手を嫌うそうで、与党が入れ替わったら今までの政策を停止してしまうそうです。
国をよくしようとは、思わないのかと心から思います。
だから、建設途中のものがたくさんあるわけです。4年で完成しないものをがあれば、それは途中で終わりです。
だから、鉄道も作ったり止まったりだそうです。(他の理由もあるので、あとで書きます。)
腐敗ポイント④
とにかく賄賂がすごい。もちろん具体的なことまではわかりませんが、住んでいる人からしたらおかいしいとすぐわかるそうです。
あんなに税金を納めてて、国のインフラ整備には予算は全く割かれないそうです。
政治家がみんなポケットに入れてしまっているそうです。4年間でなんとしても稼ぐために、とにかくもらえるだけの金をもらうという、何ともいじきたない、、、、
10年以上住んでいる方たちは、もはや気にしていないと言っていました。気にしてもしょうがないそうです。
以上が、モンゴルの腐敗したところだそうです。実際に話をきいて、なるほどと思いました。これが、人による、国が発展しない理由です。
環境が適さない。
次は環境の問題です。
モンゴルはとにかくでかいです。調べてもらえばわかりますが、バカでかい国です。しかし人口がとにかく少ない。
人口密度が小さい国で世界1位なんじゃないかと思います。
人口は300万人ほど、面積は日本の4,5倍だそうです。
まあ多くが砂漠や高原で人が住めないのですが、それにしても少ない。
だから鉄道を作っても人がいないんですね。ビジネスは、お客様がいないと成り立たないですよね。モンゴルは人がいないから、進出しにくいのです。
もう一つが寒さです。
モンゴルは1年で、夏は約3か月だけ。あとは冬です。寒い時は、-40度にもなるそうです。
そうするとすべての建設業はストップします。
だから、4年間で建物が建つのは、むずかしいのです。政治だけの理由でもないんですね。
だから、他のアジアでは成功したけど、モンゴルではうまくいってないという会社がたくさんあるそうです。モンゴルはちゃんと現地の人に聞いて、進出してから行くべきなんだなと、学びました。
付け加えておくと、僕が関わったモンゴル人はみんな本当にいい人で、家族、兄妹のような仲間になることができました。
だから、みんながみんなってわけではないですね。
今日の言葉
”海外でのビジネスほど楽観視しない”
向こうで知り合ったおっちゃんたちが、みんな言っていました。
ちゃんと考えてこないで、モンゴルに来てる人は長続きしないって。最初はうまくいくけど情勢を知っていくと、進まなくなる。と。
海外ってマーケットが本当に広い(特に東南アジア、アフリカ)から、進出しやすいですよね。
でもやっぱり、人には気を付けたほうがいいと思います。悪い人ばかりではないですが、だまされたりする話を何度も聞いたことがあります。
準備をしっかりして、関わる人を完全に信頼するということは、しない方がいいとはいいませんが、気を付けるべきかなと思います。